この記事はコウモリが家の中のどこにいるのか、よくいる隠れ場所について解説しています。
コウモリは屋根裏・換気口・雨戸の戸袋・エアコン配管まわり・壁のすき間など、暗くて狭い場所に潜んでいることがほとんどです。
フンが落ちていたり、夜になると飛んでいるのを見かけたりすると、心配になりますよね。
ここでは、コウモリが好む隠れ場所・見つけ方・確認サインについてまとめています。コウモリ問題をスッキリ解決するために、ぜひ最後まで読んでみてください。
コウモリは家の中のどこにいる?隠れやすい5つの場所
コウモリが「家に入り込んでいるかも」と思ったとき、まず気になるのは「いったいどこに隠れているんだろう?」という点ではないでしょうか。コウモリは人目を避けて、暗くて狭い場所に潜むという特性があります。家の中や外壁まわりには、コウモリにとって”絶好の隠れ場所”がいくつも存在しています。ここでは代表的な5つの場所を紹介します。
屋根裏や天井裏など暗くて静かな場所
コウモリがもっとも好んで住みつく場所が、屋根裏や天井裏です。
ここは人が普段立ち入らず、暗くて静かで、外敵に見つかりにくいという条件がそろっています。
断熱材の裏側や木材と木材のすき間などに、複数頭でかたまっていることも珍しくありません。
天井裏からカサカサという音がする場合は、コウモリが潜んでいるサインかもしれません。
換気口や通気口の奥
家の壁に設置されている換気口や通気口も、コウモリにとっては格好の侵入口兼隠れ場所です。
カバーのすき間からするっと入り込み、ダクトの奥に居着いてしまうケースがあります。
換気口まわりに黒っぽい汚れやフンのようなものが付着していたら、コウモリが出入りしている可能性を疑ってみましょう。
雨戸やシャッターの戸袋の中
意外と見落とされがちなのが、雨戸やシャッターを収納する「戸袋」の中です。
戸袋はちょうどコウモリが体を収められる幅のすき間があり、昼間にじっとぶら下がって休むのにぴったりな環境です。
普段あまり開け閉めしない雨戸がある場合は、特に要注意です。戸袋の下にフンが落ちていないか、確認してみるといいでしょう。
エアコンの室外機まわりや配管のすき間
エアコンの室外機まわりや、配管を通すために開けられた壁のすき間もコウモリが好む場所です。
配管穴のパテが劣化してすき間ができると、そこからコウモリが侵入してしまうことがあります。
室外機の裏側や配管の根本あたりにフンが溜まっていたら、コウモリが周辺を利用しているサインとして疑ってみてください。
壁のすき間や外壁のひび割れ部分
外壁のひび割れや、壁材のジョイント部分にできたすき間にも注意が必要です。
コウモリは体が柔らかく、わずか1〜2cm程度のすき間からでも入り込めるといわれています。
外壁を定期的にチェックしていない家では、気づかないうちに壁の中に住みついていることもあります。
外側から見てひび割れや欠けが目立つ箇所は、コウモリの侵入口になっている可能性があります。
隠れ場所からわかるコウモリの習性
コウモリがなぜ家の特定の場所に潜むのかを理解するには、コウモリの習性を知っておくことが大切です。習性がわかれば、コウモリがどこにいるかの見当もつけやすくなります。
習性①:コウモリは暗くて狭い場所を好む
コウモリは本来、洞窟や岩の割れ目などに生息している動物です。
そのため、暗くて狭い空間に本能的な安心感を覚えます。
家の中でいえば天井裏や戸袋、ダクトの奥などがまさにそれにあたります。
広い空間よりも、体がぴったりおさまるような狭いすき間のほうが好まれる傾向があります。
習性②:昼間はじっと隠れて夜になると活動する
コウモリは夜行性の動物です。
昼間は暗い場所でじっと体を休め、日没後から活発に動き始めます。
そのため昼間に家を調べても気づかれにくく、発見が遅れることがあります。
夕方から夜にかけて家の周囲を観察すると、コウモリが飛び回っている様子や出入り口を確認できることがあります。
習性③:わずかなすき間から家の中に入り込む
前述のとおり、コウモリは非常に小さなすき間からでも侵入できます。
日本でよく見られるアブラコウモリ(イエコウモリ)の体幅はおよそ1〜2cm程度で、指先ほどの隙間があれば十分に通り抜けられます。
「うちはしっかり建てた家だから大丈夫」と思っていても、経年劣化によるわずかなすき間が侵入経路になることがあります。
習性④:屋根裏や壁の中など人の目につきにくい場所を選ぶ
コウモリは基本的に人を避けます。
そのため、人が頻繁に出入りするリビングや寝室などには近づかず、普段人が入らない屋根裏や壁の中といった場所を好みます。
普段から目が届きにくいこういった場所に住みつくため、発見が遅くなるケースが多いです。
習性⑤:一度住みつくと同じ場所に戻りやすい
コウモリには、一度気に入った場所に繰り返し戻ってくる「帰巣本能」があります。
一度追い出しても、侵入口をふさがなければ再び同じ場所に戻ってくることがほとんどです。
根本的な対策なしに追い出すだけでは、いたちごっこになってしまうのはこのためです。
家の中にいるコウモリを見つけるための探し方6つ
コウモリの隠れ場所と習性がわかったところで、実際に家の中を調べる方法を紹介します。闇雲に探すよりも、ポイントを押さえてチェックするほうが効率的です。
1.屋根裏や天井裏を静かに確認する方法
屋根裏点検口がある場合は、懐中電灯を持って静かに中をのぞいてみましょう。
コウモリは物音に敏感なので、大きな音を立てると奥に逃げてしまいます。
木材の陰や断熱材のすき間など、暗い部分を重点的に照らしてみてください。
フンの痕跡や羽根が落ちていないかも合わせて確認しましょう。
2.コウモリのフンが落ちていないか探す方法
コウモリのフンは長さ5〜10mm程度の黒く細長い形をしています。
ネズミのフンと似ていますが、コウモリのフンは乾燥するとボロボロと崩れるのが特徴です。
戸袋の下・換気口まわり・軒下などにこうしたフンが落ちていれば、コウモリが潜んでいる場所のヒントになります。
3.夕方に家の周りを観察して出入り口を見つける方法
日没の前後30分は、コウモリが巣から出て飛び始める時間帯です。
この時間に家の外に出て、どこからコウモリが出てくるかを観察してみましょう。
壁の特定の場所から飛び出してくるなら、そこが侵入口になっています。
視覚的に確認するのがもっとも確実な方法のひとつです。
4.壁や天井から聞こえる物音をチェックする方法
夜、部屋が静かになったときに天井裏や壁の中から「カサカサ」「チチチ」といった音が聞こえる場合は、コウモリが動き回っているサインかもしれません。
音がする場所を特定することで、コウモリがいるエリアをある程度絞り込むことができます。
昼間はじっとしているため、音が聞こえやすいのは夕方以降です。
5.換気口や通気口の中をライトで確認する方法
換気口や通気口のカバーを外せる場合は、懐中電灯でダクトの奥を照らしてみましょう。
コウモリがいれば、目が光って見えたり、身動きする様子が確認できたりします。
カバーを外せない場合でも、カバーのすき間に黒い汚れや油脂状の汚れがついていないかチェックするだけでも参考になります。
6.臭いや汚れがある場所を重点的に調べる方法
コウモリが長期間住みついていると、フンや尿が蓄積してアンモニアのような独特の臭いが発生します。
室内でなんとなく臭う場所や、天井や壁に茶色〜黒い汚れが染み出しているような箇所は、コウモリの巣がある可能性があります。
臭いや汚れを頼りに調べると、見えない場所にいるコウモリの居場所を特定しやすくなります。
コウモリが家の中にいるか確認するサインとは
実際にコウモリを目視できなくても、コウモリがいることを示すサインはいくつかあります。以下のような症状が見られたら、コウモリが住みついている可能性が高いです。
サイン①:黒く細かいコウモリのフンが落ちている
家の軒下や外壁まわり、室内の天井近くにネズミのフンに似た黒くて細長いフンが落ちていたら、コウモリのサインです。
崩すとボロボロになるのがネズミのフンとの見分け方のポイントです。
フンが固まって落ちている場所の真上に、コウモリが潜んでいることが多いです。
サイン②:天井裏や壁の中からカサカサ音がする
夜に静かにしていると、天井裏や壁の中から「カサカサ」「ガリガリ」といった音がする場合があります。
コウモリが動いたり鳴いたりする音で、特に夕方から夜にかけて聞こえやすくなります。
ネズミの音と混同されることもありますが、フンなど他のサインと合わせて判断すると確認しやすいです。
サイン③:家の周りを夕方にコウモリが飛んでいる
毎日のように夕方になると家の周りをコウモリが飛んでいるなら、近くに巣がある可能性が高いです。
特に同じルートを繰り返し飛んでいたり、特定の場所から飛び出してくる様子が見られたりする場合は、自宅が巣になっているかもしれません。
サイン④:アンモニアのような独特の臭いがする
天井裏や壁の中にコウモリが大量に住みついていると、フンや尿が蓄積して強烈な臭いが発生します。
アンモニア臭に似たツンとした臭いや、獣っぽい独特の臭いがするなら要注意です。
特定の部屋や場所で臭いが気になるなら、その周辺を重点的に確認してみてください。
サイン⑤:換気口や壁に黒い汚れがついている
コウモリが頻繁に出入りする場所には、体の油脂や汚れが付着して黒ずんでいることがあります。
換気口のカバーまわりや壁のひび割れ部分に不自然な黒い汚れがある場合は、コウモリの通り道になっているサインです。
家の中にコウモリがいたときの安全な対処法
コウモリを発見しても、素手で触ったり、むやみに追い回したりするのは避けてください。コウモリは鳥獣保護法によって保護されている動物であり、許可なく捕獲・殺傷することは法律で禁止されています。
室内にコウモリが1頭迷い込んできた場合は、窓や扉を開けて自分で出ていくのを待つのが基本です。明るい場所を嫌うため、室内を暗くして外が明るい方向に窓を開けると、自然に飛んでいくことが多いです。
巣ごと対処したい場合や、屋根裏・壁の中に大量に住みついている場合は、専門の害獣駆除業者に相談するのが安全で確実です。業者であれば法律の範囲内での対処が可能で、再侵入を防ぐための処置もまとめて行ってくれます。コウモリのフンや尿には菌が含まれていることがあるため、処理の際はマスクと手袋を必ず着用しましょう。
コウモリが家の中に入らないための予防対策
コウモリを根本的に防ぐには、侵入口をふさぐことが最も有効な対策です。以下のポイントを参考に、家まわりを定期的にチェックしてみましょう。
外壁のひび割れや欠けている部分は、コーキング剤などで補修しておきましょう。換気口や通気口には、目の細かいネットやカバーを取り付けると侵入を防ぎやすくなります。エアコン配管まわりのパテが劣化している場合も、早めに補修することが大切です。
雨戸の戸袋については、戸袋の開口部にすき間テープを貼ったり、ネットで塞いだりする方法が効果的です。また、コウモリはハッカ油や忌避スプレーといったニオイが苦手とされています。住みつかれやすい場所に定期的に使用することで、寄りつきにくくする効果が期待できます。
一度住みつかれた場所は帰巣本能により戻ってくるため、追い出した後は必ず侵入口をふさぐところまでセットで行うようにしましょう。
コウモリは家の中のどこにいるのかについてまとめ
- 屋根裏・換気口・雨戸の戸袋・エアコン配管まわり・外壁のすき間など暗くて狭い場所に潜みやすい
- フンや異臭・カサカサという音・夕方の飛翔といったサインが住みつきのサイン
- コウモリには帰巣本能があるため、追い出した後は必ず侵入口をふさぐことが重要
- 大量に住みついている場合は、無理せず専門業者への相談が安心
「もしかしてコウモリがいるかも?」と感じたら、まずはフンや臭い・音といったサインを手がかりに確認してみましょう。
早めに気づいて対処するほど、被害を最小限に抑えられます。
気になる場所は放置せず、できるだけ早めにチェックすることをおすすめします

